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09/5/1設置。 ゲームプレイ日記とかマンガ感想とか、何観たとか食べたとか時事話とか。 ネタバレ多め。
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BROKEN FLOWERS

106分の洋画。
随分前にヤホートピックスかなんかに載ってて、ちょっと気になったので観てみました。
いや、正直つまんなかったですけど、妙に記憶に残る映画でしたよ。
こういうタイプの話は初めて見たので色んな意味で斬新さを感じました。

分類としてはヒューマンドラマに当たるんかな・・・?
なんつーんですかね。
特に盛り上がりもなくオチもない106分でした。
オチがないのはほんとにびっくりしましたね。
えっここで終わり!?えっ!?て。

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昔プレイボーイだった中年男性のところに手紙が届いて、「20年前に付き合ってた女だけど実は貴方の息子を産んでたの。先日息子が貴方に会いに旅に出ました」みたいな手紙が来て、その手紙の差出人を探しに行くお話。
昔っていうか今もプレイボーイなのかな。
手紙が届いたのと同じ日に、同棲してた女の人が出て行っちゃうんだよね。
同棲してるのになかなかプロポーズしてくれないからという理由でね。

しかしこの主人公、なにがモテるのか最後までサッパリわかりませんでした。
家は広いんだけど薄暗いし、無表情で無気力で優柔不断で基本ジャージ生活だし。

お隣さんに熱心に勧められて手紙の差出人を探しに行く旅に出るんですが、それがまたなんていうか・・・
「手紙なんかどうでもいい、この話は終わりだ」「いいから明日ブランチに来い、そこで作戦立てよう」「行かない」→行く
「昨日の手紙見せろ」「もうあれはいいんだ、忘れろ」「いいから見せろ」「もういい」→何故か手紙を懐に持っててその場で見せる
「20年前に付き合ってた女のリスト作れ」「馬鹿馬鹿しい、俺はやらない」→しっかりリスト作ってる
「リストの女たちの現住所調べた。旅行の手配整えた。がんばって差出人探せ」「旅行なんか行かない」→行く

主体性ゼロ!!!!(;´д`)
びっくりするくらい主体性ゼロ!!
貴方一体何が楽しくて生きてるのーーー!!!
いや楽しくないからお隣さんにあれこれ世話焼かれたらその通りにしちゃうのか!
なんかお隣さんがいないとこの人家から一歩も出ないんじゃないかって思い始めて来た!
怖い!

旅の途中でも「もう嫌だロクなことないしもう帰る」とか泣きごと言いながらしっかり旅続けてるし・・・!
でもなんだ、こういう優柔不断なところがモテる・・・のか?
亡くなってしまった元カノのお墓にまで行ってうっすら涙ぐんでたし、多分この人は情に流されやすいタイプなんだろうな・・・。
そういうところが優しいとか思われるのかな?
どうなの?どうなの?

でも昔の女たちに会う道すがら、若い子の足に見とれたりしていたので女好きなのはよく伝わってきました。
なんて男だ・・・!

ちなみに生きてた元カノは4人。
それぞれ個性的な生き方してて、それを観るのは楽しかったかも。
1人目に訪ねたとこのお嬢さんがすごい露出狂でびっくりしましたけどね!
初登場バスローブで次に出て来た時は素っ裸だったので(゚д゚)ってなりました。
アンダーヘアまで・・・ワォ・・・。
そういうノリの話なのかなって思ってビクビクしたんですけど、破廉恥なのは最初の母子だけだったのでホッとしましたよ。
つーかあの母子、収納関係の仕事してるとか言ってたけどどう見ても・・・。
違うのかな・・・。
なんか最後に主人公を母はピンクのバスローブ、娘は下着で見送るところとかもう完全にアレなんだけど。
まあどうでもいいです。

2人目に訪ねた人はすごい豪邸に住んでて、旦那さんと不動産の仕事してるとか言ってました。
旦那さんが素晴らしく愛妻家な人なんだけど多分1人でテンション上がるタイプで、奥さんちょっとヒいてた。
でも自分を一番に誉めたたえてくれる人と結婚するのはやっぱり女性にとっても魅力的なのかもなあってちょっと思いました。
いい旦那さんだった・・・。
でもなんだ、奥さんの元彼ってわかった上で食事に誘うのは・・・。
気まずい食卓だった・・・。
主人公は相変わらず要件なかなか言わないし無表情だったし気まずい食卓だった・・・。
お前何しに行ったのマジで。
もっとサクッと要件言えないの?

この家から帰った後、主人公がお隣さんからの電話に泣きごと言ってて笑えた。
そうだよね・・・アレしんどいよね・・・!
ちょっとわかる。

3人目はアニマルセラピーとか言って動物とお話できる博士になってた。
いや、人生色々だねー・・・。
しかし主人公のストライクゾーン広いな。
今んとこ全員ブロンドくらいしか共通点ないぞ。

って思ったら4人目はブロンドじゃなかったし、そういえば冒頭でお隣さんの奥さん(黒人)口説いてたし、女なら誰でもいいのかこの男!
4人目は唯一主人公にハッキリと敵意を示してました。
これだけ何人もと付き合っててああいう態度なのが1人だけっていうのが主人公の人柄をなんとなく表わしてる気がするけど・・・。
多分別れ方もそんな酷い別れ方じゃないんだろうなー。
冒頭みたいな、煮え切らない主人公の態度に女性が愛想を尽かすみたいな感じなんだろな。

4人回ったところで当たりは無し。
ついでにお墓参りもして帰宅。

お隣さんに報告して、「もういいんだ」とか言ってるし本当に諦めるのかなー、と思ったら息子っぽい旅人を発見してサンドイッチを奢り始める主人公。
観てるこっちも一瞬本当に彼が息子かと思いました。
でも主人公が「俺を父親だと思ってるんだろ」とか言い出した時の彼のあの表情(;´д`)
あれは違うね、完全に頭おかしい人に対する表情だね。

そして青年が全力で走り去って、主人公も全力で追いかけたんだけど追いつけなくて、その後ろ姿を見送って・・・

って感じのところで終了。
えっ!?(゚д゚)
ってなりましたよ。
終了間際、車に乗った若者と目が合うシーンとかもあって、あれっ実はコイツが息子?とか思ったんだけどそんなわけもないし。
多分アレは「なにやってんのこのオッサン」ていう目だったと思う。
んで主人公もその目を見て我に返って「なにやってんだろう俺」ってなったんだと思う。

なんか、やっぱり冒頭で去った女性のいたずらだったのかなぁって思いました。
去り際に「家族が欲しくないの?」とか言ってたし、そのあと来た彼女からの手紙がなんとなく筆跡似てる気がするし、結婚を決意させたくて一芝居打ったのかなぁって。
この後彼女が帰ってきて、主人公が結婚を決意したらしてやったりなんじゃないかなー。
多分主人公も、あの青年を追いかけるまでは自分がそこまで息子を意識してるなんて気付いてなかったと思うし。
ラストが茫然と立ち尽くす主人公を1分くらい映して終了なんですが、あんなに長く茫然とするってことは本人の中でもそれなりに衝撃があったんだろうな。

元カノに会って回ってる間はまだ惰性でやってる感があったからね。
あそこであの青年が現れなかったら、主人公の心に何も残さないまま終わったんだろうね。

そして日本語訳付きのエンディングテーマ。
「思いを整理してみよう
 ありふれてなんだか変な感じ
 私の人生は風に吹かれて虚しく漂う
 口実を作ってあなたに会ってみよう
 でも雲が出て太陽の光をさえぎってしまう」
みたいな感じでまさにこの映画の総括みたいな歌詞でした。

主人公はたびたびお隣さんに「お前の人生だろ、お前の人生を生きろよ」って叱咤されてましたが、この後から生きられるんですかね・・・。
「過去は変えられない、未来はいくらでも変えられる、だから現在が一番大事」なんて言っておきながら現在を全然大事に生きてない主人公。
どうなるんだろなー。
なんか、自分には家族が必要だったんだ!みたいな方向になればいいんだけどね。
がんばってみたけどダメだったしもういいや・・・みたいな方向に行きそうで危ないわー(;´ω`)

いや、でもあの主人公だし人から焚きつけられたらもういいよやらないよやっても無駄だよみたいな感じでグジグジ言いながらも結局がんばっちゃう気がする。
焚きつける人さえいればなんとか!
旅行に行く時も、女性たちの結婚後の名前も住所も地図も飛行機もレンタカーも旅のお供のCDまでお隣さんが用意してくれてたからな。
典型的な、誰かがいないとダメなタイプだねー。
とりあえずまだ未練があるらしいシェリーさんがんば!
あんな男のどこがいいんだかわからんけど、いい結果が出るといいね!
これで一歩進めるなら主人公にとってもいい経験だったんじゃない?って思いました。

面白くはなかったけど、ちょっと考えさせられる内容だったかな・・・と思います。
やっぱり無気力はダメだなー。
生気のない無表情は見てて暗くなるわ。
ちょっとその点において人ごとじゃない感じ。
ちゃんと明るい笑顔出来るようにしないとな・・・。

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