ずーっと観たかった邦画!
やっと観られました。
すごい面白かった・・・!

ところで開始早々「これは家庭用ですレンタル禁止です」のテロップ流れたんだがいいのかこれww
まあいいや、面白かったから^^
天下のTUTAYAが許可取ってないわけないYO!ということにしとく^^
内容はオーバードーズした主人公が担ぎ込まれた精神病棟の話。
精神病棟だけあって、かなりファンキーかつサイケデリックな感じでした(意味分かってんのか)
主人公役の内田有紀さんはかなり美人だと思うのですが今回の話ではほとんど美人さを感じない役回りでした・・・
意外にアレだよね、三枚目似合うんだね。
超多忙なところからいきなりぶっ倒れるところに場面転換するので最初話の展開にすごい付いて行けなかった。
しかもいきなりベッドに拘束されてるし!
看護婦さんに淡々と「両手両足胴体の五点拘束です」とか説明されちゃうし。
五点拘束っていうのかアレ・・・
白いベルトが結構ショッキングだったよ・・・
他にもところどころショッキングな画像が出てきてビックリした。
とりあえず看護婦さんが殴られて口の中血だらけにしながら「ちっきしょ・・・」て呟きながら暴れる病人に立ち向かって行ったり
つかその看護婦さん過去に患者にボールペンで首刺されて死にかけてるからね。の死にかけた画像が映ってみたり(倒れ方がリアルなんですよまた)
てか口の中血だらけってさ、普通の人は自分の口に指突っ込んで血ぃ確認したりしないよね?
精神病棟怖ぇえww
いやーでも最高でしたよりょうさん。
その看護婦さん役がりょうさんでした。
数多くの看護婦さんの中でも冷血っぷりが際立ってた。
なんてクールなの!素敵すぎます!!
主人公に「この女はステンレスだ ステンレス星からステンレスの心を広めにやってきたのだ」て言われるくらいのクールっぷりでした。
ちなみにさっきキレたあとに超冷静に鎮静剤打ってました。
かなり素敵な看護婦さんです。
気合入ってます。
でもラストに、退院する主人公にココナツ風味のタバコあげてみたり、なんか妙な気安さを出してて意外だった。
あ、なんか主人公ちょっと認められた?みたいなね。
もちろん可愛い看護婦さんもいたよ!
山岸さん可愛かったvv
クロネコヤマギシ超可愛かったーvv
彼女も目立って可愛い看護婦さんでした。
なんか患者さんと心の交流をしてる感じだし、全然ご飯食べない子が初めて完食したら感激して泣いてたり、すごい優しい看護婦さんでした。
言葉の選び方なんかも可愛いしーvv
癒し系だ・・・vv
患者の方は本当に個性的な人ばっかりでした・・・場所が場所だけに(;´ω`)
入院初日に部屋の外で絶叫してる人がいたりドアの隙間から無言でこっちを見てる人がいたり・・・
あ、いや無言じゃないか(;´ω`)
でもあれは結構な衝撃だと思いますよ;;
お茶をだーとこぼしてあるくゴスロリっ娘とか
ぶつぶつ呟きながら歩く人とか
自分の髪に火付けちゃう人とか
拒食症で入院してんのに点滴打たれると「カロリーが・・・!」て言いながら病院中歩き回る人とか
もちろん過食症の人とか。
暴れる人対策にナースセンターのガラスが強化ガラスだったりとか・・・
うわーて思いました。
個人的には金原さんがかなり強烈でした。
外見はとっても上品なお着物の奥様なんです。
台詞も「それじゃあ看護婦さん、お世話になりました」くらいしかないんです。
でもさ、ホラ・・・
毎回同じ笑顔で同じセリフ言った後に病院内で唯一外界に通じるドアを開けようとガタガタガタガタ無言でノブ回し続けるのって逆に強烈じゃね?
鍵締まってますからー!!(;´д`)
ていうかあなたまだ退院じゃないですからーーー!!
最後にまんまと脱走しててすげえ吹いた。
脱走しちゃったww野放しにされちゃったww
ていうか保護者どうしたんだよww
警察呼んだ方がいいんじゃないですか?(;´ω`)
それから大竹しのぶが怖すぎましたわ・・・(;´д`)
え、なんなのアレマジ怖い。超怖い。
なんであんなに精神的に病んでる役がハマりすぎてんのーーー!!!
この話中で悪役ポジションだったんですがハマりすぎてて本気でビビりました(;゚д゚)
つーかテレホンカードやらタバコやら、どっから調達してくるんだよ・・・;;
髪の毛からテレカ引きずりだしたときはマジでヒいた。
ちょ・・・髪の毛っていつからポケットになったんですか!?ww
まだいい人面してた時にも関わらずとても怖かったです・・・!;;
蒼井優が可愛かったなー。
かなり痩せてる印象を持ったんだけど、やっぱ拒食症の役だから痩せたのかな。
他の人に比べると奇声発したりパニックになったりしないしかなりマトモなので彼女自身も「あなたと同じ。私もマトモなのにここにいる」とか言ってたんだけど彼女も同じなんだな・・・てのが途中わかる。
「私、人の迷惑になる奴大っきらい」ていう発言もその伏線なんだなっていう・・・
全体的にこういう無限ループを感じる終わり方になってました。
主人公がだんだんと色々思い出していったり、精神病棟の中で交流を温めたり(?)していく話なんだけど、なんていうか無限ループを感じて終わり方がやるせない。
中途半端な治療したりすぐ退院させるとまた繰り返して戻ってくるから患者のためにならんのね・・・(´д`)
「私もODしたんだけど私は事故みたいなものよ。
他の人とは違うわ」的な発言してた人も結局エンディングでまたODやったらしく救急車で担ぎ込まれてたしな・・・
あれは主人公もまたやるんじゃね?っていう解釈と、
でもその彼女の連絡先を捨てたから主人公は断ち切れるんじゃね?っていう解釈
両方できると思うな。
それにしても、旦那さんと別れたのがなんかね・・・
まあ無理もないんだけどさ・・・(´・ω・)
つか、退院の時に病院前に迎えに来てる構図を予想してた私は夢見すぎだと思った(笑)
旦那役は宮藤官九朗だったんだけど、こっちも超ハマってました!
優柔不断なお笑いシナリオライター役・・・
ダメなところもコミカルなところも優柔不断なところも、なんていうかホントハマってた。
クドカン好きだよ私。
あと妻夫木の扱いww
いいの!?あれいいの!?
一応二枚目俳優なんじゃないのかww
なんで眉毛繋がってんのww
役どころがあまりにもアレだったから本当に妻夫木なのかどうか10分くらい怪しんじゃったじゃない!
そしたら本当に妻夫木だったから吹いたわ!
てか鼻血とかww
マジでいいんですかww
全体的に面白い仕上がりになってました。
特に主人公の一番痛いところを思い出させられる場面は酷いけどすごい見ごたえがある。
大竹しのぶの醜悪女演技と今まで自分は自殺願望なんてないっていう主人公の前提が全部足元から崩れ去っていく絶望感と、そしてまたクワイエットルームで拘束されてる今の自分の現状と。
そんなどん底で彼女が出した結論が、「私は今生きている」だったのでなにか感動した。
あそこで更に底に落ちる鬱展開になるのかと思っていたらあの沼の底の中から水の上に降る一筋の光を見つけたような、濁っていた水が澄み渡るような感じがとてもよかったです。
終わり方が無限ループを連想させる感じだったのも逆に良かったのかもしれない。
あの騒ぎで悪は去ったし(笑)
ていうかあの後仕事もない家もない何もかもなくした主人公がどう生きていけるのかが気になるわ・・・
多分実家に帰ったんだろうなあ・・・
もう戻ってこないといいね、と思う反面また戻りそうな気がするなあという。
でもそれでもまたあのなかで希望を見出すんだろうなあ、という淡い希望を感じさせると言うか・・・
アレだよ、自分を窮地に追い込んでやっと生きてる実感を見出す派なんだよ主人公は!
コミカルに描かれてるけどなかなか重いテーマだなと思いました、ていうかよくこんな重いものをこんな笑える仕上がりに・・・(;´ω`)
面白かったです(´ω`)
あと、今日の仕事にちゃんと遅刻せずに行けるかどうかが心配です(うわあ)