やっと観たー。
二か月くらい放置してた。
一応観てみたものの、ちょっと微妙だったな。

成海璃子出てたんだっけ。
だから借りたんだっけか?忘れちゃったにゃん(´・ω・)
つーか出てるのはいいんだけど、また似たような役なのな・・・
厳格な書道家のお父さんと、厳しく教えられて育ったその娘。
武士道シックスティーンの時と違うのは、父親に妄信的じゃないことくらいだな。
後半の反抗する流れとそこでのセリフ回しも似てたのであるぇ・・・と思いました(´・ω・)
たまには違った感じの役をやってるのを見たいなー。
武士道シックスティーンがあんまり面白くなかったからねー、こっち先観れば良かったなー。
成海璃子の役ほとんど同じじゃんってのがなければかなり面白かったです。
それにしても、実話を元にしてたんですねこの話。
愛媛の四国中央市で、地元の書道部が町おこしに始めた書道パフォーマンスが大きくなって書道パフォーマンス甲子園ていうのを作った逸話が元だそうです。
どこまで再現してるのかわからないけど、マジか・・・すごい行動力だな愛媛っ娘。
最初知らずに観てて、いやいや現実こんなに甘くないからと思ったらすごい盛況ぶりらしいよ。
すげーなー。郷土愛すなあ(´ω`)
映画の方のあらすじは、廃部寸前の書道部に臨時教師が顧問としてやってきて、色々あって町を盛り上げるために書道パフォーマンス甲子園をやろう!ってがんばる話(端折りすぎ)
最初は部内がすごい険悪な感じで怖かったですわー。
部長の里子は書道は一人で書くタイプで、副部長の香奈さんはみんなで仲良くワイワイやりたいタイプ。
冒頭は香奈さんが退部したい部員を引きとめるところから始まるので、最初香奈さんが主役かと思ったわ・・・違ったのね。
つーか香奈さん強えーよ。あのセーブは強すぎだよ。
退部したい子の体格がアレだったせいもあるんだけど、出て行こうとする扉の先全部に先回りしてブロックしてて恐怖を覚えた。
声がキンキンしててちょっとヒステリックだったけども・・・(;´ω`)
基本的には明るくていい子だったよ。
男子には厳しかったけどね!
一睨みで黙らせるくらい厳しかったけどね!
つーかガールズなのに男子いるじゃんと思ったらなかなか残念な役回りだった。
最初ひたすら部室の隅っこで墨すり続けてたから彼らはなんで書かないんだろうと思ってました・・・そういうポジション?だったらしい(;´ω`)
女子の引き立て役というか、パフォーマンスすれば呼び込みをさせられたり、紙を持ちあげる役だったり、外野で踊ってたり、完全なる裏方役だったのでちょっと可哀想でした。
でも重要な役だったと思うよ、彼らは彼らで輝いてたよ多分。
最初は香奈さんがキレキャラかなーと思ったら里子もだった。
臨時教師が来て、書道パフォーマンスで部員募集かけた瞬間に里子がキレて、その後先生に感化されて書道パフォーマンス始めた清美にものすごい怒りをぶつけて当たり散らして追いだしたのでうおおおと思いました(;´ω`)
まあでもあれは私も怒る。
だって部室墨だらけだったもの(;´д`)
オイオイ掃除どーすんだよ!って思いながら見てたら怒られて出てったのでああ・・・と。
見苦しいとまで言わなくても・・・里子さんこあい(´・ω・)
でもその後に文具店営んでる清美んちのとーちゃんが、閉店するからーとか言って色々持ってきたついでに清美のことでお礼言われて、
公園でパフォーマンス練習してた清美に謝りに行ったら清美が「自分ちの閉店セールで人を集めるために書道パフォーマンスをやりたい」と言い出して決行することに。
まあ失敗しちゃうんだけどね(´・ω・)
張り切りすぎて観客に墨ぶちまけちゃうんだよね。
墨かけないように、観客に前後に並んでもらったのになあ・・・ああ来るとは思わなかったわ。
失敗して観客が全員帰っちゃったのに、とーちゃんがすごい優しくてなんか泣けたよ。
にこにこしてすごいいいとーちゃんだったよ。
あと真面目に墨まいた路面の掃除してた部員たちにもなんか感動した。
ちゃんと後片付けするなんて偉いぜ!すごい喧嘩してたけど。
そしてその後に、里子が大好きな紙すき工場が燃えてしまって・・・
あれ切なかったわー。
燃えたっつーか燃やしちゃったんだよな、そこで紙作ってたじーちゃんが。
質のいい紙を作るのに高くて全然売れなくて、倒産してやけを起こして・・・って感じだった。
ドラム缶で紙を燃やしてる時のじーちゃんの様子がおかしかったけど、まさか工場まで燃やすとはなあ。
その後孫にかけ寄られたじーちゃんが泣きながら謝ってるのが悲しかった。
次々店が畳まれてシャッター街化する商店街とか、潰れてしまう紙工場とかを見ていたから、町おこししたいと思ったんだろうね。
清美が町を去る時に、里子に言った台詞が印象的だった。
「部長さん、出来ないと思ったら出来ないんです。
諦めたらだめです。
部長さんが出来ないことでも、他の誰かの力を借りれば、きっと出来るんです」
こんな感じの台詞だったような(オイ)
ごめんあやふやだ(;´д`)
でもこの台詞が里子にもう一度書道パフォーマンスをさせるきっかけになるのです。
そういうの一番嫌ってたのにね。
一番嫌がってたのに、やっぱりきっかけ一つで人間て変わるものなんだね。
それから書道パフォーマンス甲子園を企画して、商店街にビラを配ったり市役所前でパフォーマンスしたり。
アレ順番逆なんじゃねーかな、普通は市役所にOKもらってから企画するもんなんじゃねーのかな(;´ω`)
いやよくわからんけど。
それから嫌ってた顧問の先生に教えを乞うてみたり。
先生は最初嫌がってたんだけどね・・・
しかし独特な雰囲気を持ってる先生だった。
なんか見たことない役者なんだけどどかで見たことあるような・・・
金子ノブアキっつー人らしい。名前は聞いたことあるなあ・・・
オダギリジョーを軽くした感じで細くて手足長くて芸術家っぽい外見で、化学教師だかでいつも白衣を着てたりして。
んでいつも準備室でDSかなんかのゲームやってる(笑)
あの胡散臭い感じは嫌いじゃないな。
最初はすごいやる気なくて教えるのを断ってたんだけど、やるとなったらスパルタだった。
運動部並みの筋トレさせたりとか、書道の基本を延々と書かせたりとか。
永という字には書道の全てが詰まってるらしいよ!
それからカタカナには漢字の基本が詰まってるらしいよ!
ちゃらんぽらんそうに見えた先生だけど、里子の父親がコンクールがおろそかになるから書道パフォーマンスやめろと言って来た時は先生らしい顔を見せてた。
文字には書いた本人の心が宿るんだってさ。
伸び伸びと書いた里子の字を見たお父さんは黙って里子の練習を見守って帰って行った。
しかし見ていて思ったんだけど、あれだけの量の紙代と墨代は一体どう工面していたんだろうか・・・
あれ相当金かかってるぞ。
紙だってすごい量使うしな。
色んな人のフォローがあったんだろうなぁ・・・多分。
それから、退部した美央を呼び戻しに行ったりとか。
美央さんちらほら出て来てたんだけど、昔辞めた部員で字が超上手いってことくらいしかわからなかった。
里子がまた酷いこと言って辞めちゃったんですけどね・・・(;´ω`)
事情を知らないことに加えて、父親が美央さんの字ばっかり誉めたから嫉妬してたりしたせいだったらしい。
里子・・・もーちょっと思いやりを持とうよ(´・ω・)
でもいやいや書道やってた頃だったからなー。
町おこし始めてからはすごい生き生きとがんばってるし、きっともう大丈夫・・・だと思う!
素直に謝れるようになったし!
あとは、美央を呼び戻すシーンは元苛められっ子でずっと心を閉ざしてた小春が初めて声を張り上げた場面でもあります。
少しずつみんなに心を開いていたけど、美央は憧れの人だったらしく・・・やっぱり誰にでも特別ってあるよね。
小春みたいな内気な子は里子みたいな苛烈なタイプよりも美央のふわっとしていながら強い芯を持ってるタイプの方が惹かれるんだろうな。
そんなわけで、全員揃って甲子園を迎えるわけです。
正直、美央が戻ってくるのが遅すぎたのと、前半の美央との絡みが少なすぎたこともあって、観てるこっちは全員揃ったっていう感じじゃなかったけども・・・(;´ω`)
観客席に清美がいて嬉しかった。
んで、書道パフォーマンスなんですが他の高校がスゲーレベル高くてびっくりした。
練習の時はずっと黒一色で練習してたのに、本番だとカラフルだしな!
何色使うんだよ!(;´д`)
カラフルなだけでもビックリしたのに、紙を何枚も使ったりとか、黒地の紙に白と蛍光色で書いたりとか、色々工夫がされててすごかった。
あとは衣装とダンスとかね!
主人公たちの高校が一番地味でハラハラしたよ(;´д`)
でも部員たちがハラハラしてたら先生が締めてくれた。
いい先生だなあ。
最初はこんないい先生になると思わなかったわー。
本人にもやる気がなかったし。
で、里子たちのパフォーマンスが始まったんですが。
絵を描きだしたので(´・ω・)?と思ってみてたら町の風景だった・・・
おお・・・どこまで自分の町大好きなんだ・・・!
やっぱり地味ながらも正統派な雰囲気で順調に書いてって、里子がメインの大文字を1文字書いて最後の1文字・・・ってところで墨の乾いてないとこ踏んで転んだので時が止まった。
歌も止まった。
観てる私の時も止まった。
ど、ど、どうするんだろう(;´д`)と思って見守っていたら、客席の清美が歌を歌い始めて、部員達も歌い始めて、客席も歌い始めて、その歌声にのせて最後の一文字を・・・
・・・ベタだ・・・!
でも諦めなくて良かった!
清美の時は諦めちゃったからさ・・・
最後まで諦めずに書ききってくれて本当に良かったです。
やっぱり諦めないって大事だよね!
そして甲子園の第二回開催が決定したり、先生が町を去ったりするところで話は終わり。
里子がそっと先生の荷物に甲子園の写真を忍ばせていて、裏に「ありがとうございました。」と書かれていたのがなんからしいなと思いました。
最初の出会いは最悪だったのにねえ、先生と里子。
いい出会いになりましたね(´ω`)
いやー爽やかでいい話だったよ。
最初は部員同士の小競り合いはあったけど、武士道シックスティーンほどいがみ合ってなかったし(笑)
文字を書くって意外に面白いのかもしれないね。
それに、綺麗な字は観てて清々しいし。
私も字上手くなりたいなー。
書道は面倒くさいので(オイ)DSのボールペン講座でも買うかな・・・(´・ω・)
あ、そうだこれを書くのを忘れてた。
方言がすんごい可愛かったです!(*´ω`*)