ナイト・シャラマン監督の映画、サインを観ました(´∀`)
面白かったよー。
でも映画館で見たら退屈かも。
ツイッターで実況しながら見る癖が付いたせいでTL見ながら片手間に見てたんですけど、そんな感じで見る分には面白かったです。
107分の割には長く感じたから、じっくり見ようとすると途中で飽きるかもしれないね。

ミステリーサークルと宇宙人というベタベタなSFテーマの作品なのに、観終わった後の感想は全然SFじゃありませんでした。
まあ観てる時からシャラマンだわーSFっつーかホントシャラマンだわーとか思ってたので、最初からSF感はあんまりなかったな(ノ∀`)
もうシャラマンていうカテゴリにした方がいいと思うよ。
まあ、あんまり映画本数撮ってないみたいだけど。
今まで見て来たシャラマンは3作品ですが、レディ・イン・ザ・ウォーターがファンタジーでシックス・センスがホラー、サインがSF。
どれも共通してるのが登場人物が少ない・スケールが小さい・インド人が出てくる。
今回はインド人だけじゃなくてインドそのものが出て来たので吹いた(ノ∀`)
地図と名前だけだったけど、世界中で異変が!ていう映像にインドを出してくるところに郷土愛を感じるww
でもインド人の方はシャラマン本人だったことを初めて知った。
ああ、そうだったんだ・・・!
なんか見たことある顔の人だなあと思ってたわー。
今回は世界的に宇宙人が攻めてくるという内容の話で、普通はインデペンデンス・デイみたいになる展開なのに、とある一家族だけの話に収まっててスケールの広がらなさが面白かった。
外の世界の情報はテレビとラジオだけという状況で、人々が続々と教会などに避難しています!っていう報道の後にパパンが「じゃ、窓に釘打ちをしよう」って言い出して吹いた。
おまwwwwなんでそこでそういう選択肢になるwwwww
少しはブレたらどうなんwwwww(ノ∀`)
どんだけ教会嫌いなんwwwww
主人公であるグラハムさんは半年前に事故で奥さんを亡くしたせいで神様を信じられなくなって牧師を辞めたという経緯がある人で、それが話のキーになってました。
サインというタイトルの意味にもそれが深く関わってて、ラストでああー!ってなるのは相変わらずのシャラマン節(´∀`)
あと、感性が好きだな。
どの映画観ても、神に対する信仰心を感じる。
今回も、神否定派の人は観ても面白くないであろう終わり方だった。
私は好きだけどね(´∀`)
冒頭のミステリーサークルや動物たちの暴走、なんとなく子供たちの様子も変・・・ていう言いようのない不安感から始まる異変は流石だなあと思います。
派手なハリウッド作品たちの中でなんと静かな映画なんだろうか。
グラハムは神に不信感を抱いているので超常現象的な物全てが信じられなくなってて、同居する弟や子供たちや、テレビのニュースなんかがすごい勢いで宇宙人が侵略してくるから備えなきゃみたいな方向にシフトして行ってる中で一人だけそれを受け入れられず取り残されてる感がすごかった。
なのに終盤では明らかに一番取り乱しててなんか自暴自棄っぽくなっててヤバかった(;´д`)
やっぱりアレだね、拒否する人ほど受け入れざるを得ない状況に陥った時に一番おかしい行動を取るね。
家に一晩籠城することになった時に、唐突に二人の子供たちに彼らが生まれた時の状況を語り始めるのですが、状況的に窓やドアを板で釘打ちする作業に入った時とか、それから実際に宇宙人が侵略してきて家の中を誰かが歩き回ってる物音がしてて正直それどころじゃない的な時にそんな感じになっててかなりヤバい感じだった。
どうしようパパンが現実逃避し始めてる・・・!(;´д`)
なんなん、この死んじゃうかもしれないから今のうちに言っておこうみたいな!
やめてよ不吉だから!(;´д`)
正直パパンより弟のメリルのほうが役に立ってた気がする。
宇宙人を撃退できたのは彼のお陰ですし。
でもまあそれを気付かせたのはグラハムでしたけども。
宇宙人が襲ってくるってものすごい大騒ぎした割には撃退法はすごい簡単で笑いました。
てか、そもそもなんで弱点が沢山あるところに襲いに来たんだあいつらは(ノ∀`)
さまざまな偶然がラストでカチリと上手い感じにハマるのが面白かったよ。
うん、面倒くさくなったのでぶっちゃけると妻を亡くして信仰心を失った元牧師が再び信仰心を取り戻して牧師に復職するまでの話でした。
つーかグラハムさんの極端ぶりが・・・
妻を事故で亡くした→神なんていない!
色々な偶然のお陰で助かった→やっぱり神様はいる!
すごいブレ幅だと思う。
いるかどうかわからなかった宇宙人を本当に登場させておきながら、運命はあるんだよ、神様はいるんだよみたいな終わり方にまとめてるところは個人的にすごく面白かった。
SF素材の意味がwwww
でも個人の主観だけに絞ると確かにそういう展開もありだよねwww
視点のミクロさがほんと面白いなシャラマンwwww
てか、シャラマンは必ず不思議現象を必ず不思議現象として完結させるのよね。
レディ・イン・ザ・ウォーターは本当のファンタジーだった。
シックス・センスの幽霊は本物だった。
サインでも本当に宇宙人が出て来た。
ミステリー感がまるでないwwww
お陰でシャラマンが作るものは全然怖くない(ノ∀`)
むしろ話の展開をどういうまとめに持って行くか、それが一番の見どころだね。