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09/5/1設置。 ゲームプレイ日記とかマンガ感想とか、何観たとか食べたとか時事話とか。 ネタバレ多め。
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The Fall 落下の王国

ターセム・シン監督二作目!

また新しい感じでいいなと思いました。
でも邦題おかしいと思います。
なにもわざわざひねらなくても、ザ・フォールのまんまでいいのに。

長いなーと思ったら118分だった。
やっぱり私の中では110分が標準だなあ。

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なんか既視感を感じるなあと思ったら、ターセム監督の作品は今敏監督の作品に似てると思う。
実写とアニメの違いはあるけど、現実と非現実が混在して、境界線があいまいな形で描かれる映像美の世界はすごくよく似てると思う。
ザ・セルは、似てるとまでは言わないけどパプリカっぽい感じかな。
そしてこの落下の王国は、千年女優に似てると思った。

立場的にはロイが千代子さん、アレクサンドリアが立花さんみたいな立場かな。
年齢も性別も性格も全然違うけどね。

舞台は病院で、それぞれ怪我をして入院してるロイという青年と、アレクサンドリアという幼女のお話。
自殺願望があるロイはアレクサンドリアに面白いお話をして、そのお話をエサにお薬を取ってこさせてどうにか自殺しようとするんだけど、アレクサンドリアは小さいので思うように行かなくて・・・
みたいなお話。

アレクサンドリアは純粋にロイを慕ってて、お話をねだりに行く姿がほんと可愛かったです。
アレクサンドリア役の子ちょー可愛かったあ・・・!(*´д`*)
最初はそんなに可愛くないなーなんて思っちゃったんですけどね。
笑顔超可愛い!
なんかもう何あの子超可愛い!
ちょっとぽっちゃりした体型といい、可愛い笑顔といい、子供らしい仕草といい、ほんと可愛かったです。
途中でお面被って登場した時の姿がまさに(`・ω・ノ)ノキリッ+て感じでもー!
カーテンを開けた時のあの得意げな姿!もうなにあれ!
ちょーーー可愛いーーーー!!(*´д`*)

そんなわけでアレクサンドリアにすっかりメロメロになりましたよ。
5歳の役だったけど、実際は何歳くらいなんだろ。
すごいなあ、子役。
あの年齢であんなにしっかりと演技してて。
なんかもう演技に見えないし。
ほんとすごいわあ。

ちなみに舞台はロサンゼルスだったんですが、アレクサンドリアは英語が覚えたてみたいな感じだったし家族は英語話せなかったから、英語圏じゃない国の子なんだね。
ロイは英語圏の人っぽかった。

そんなわけで、アレクサンドリアが英語わからなくて話が通じないシーンがなんどかあったりしてちょっと新鮮だったなあ。
細かい話が伝わらなかったりとか。

ロイが話して聞かせるお話はシュールでしたよ。
今回は現実である病院は病院なのでそんなに派手とかごてごてって感じではなかったんですけど、ロイのお話の中はほんと目に楽しい世界でした。
てか、衣装とか設定とかがやりすぎ感すごかったwwww
なんか真面目なのか笑っていいのかわかんなかったwwww
ザ・セルもそうだったけど、なんでこうシリアスなシーンに笑いを組み込んで来るんだろ・・・
ほんと反応に困るわ、面白いけど。

そしてロイのお話はほんとに千年女優で千代子さんが話してくれたお話っぽい演出でした。
登場人物が全員現実にいる人たちだったり、お話の途中で登場人物が現実のお話をしたりとか。
これから敵の本拠地に乗りこむぞー!みたいな空気のところでいきなり登場人物の一人が振り返って「ところで、クイズだ」とか言い出して現実に戻るみたいなね。

演出が本当にねー。
霊者が仲間に加わった時が一番どう反応していいかわからんかったな・・・
アレはギャグですよね?ギャグですよね?
私本当に笑いをこらえるの大変だったんですけども。

大体が、悪の総督が自分に反逆するものを無人島に流して同士討ちを狙ったのにみんなが仲良く結束してるところからして笑いそうだったんですけど。
てか、総督少し考えてwwww
自分を憎んでる奴ひとまとめにしたら同士討ちどころか同じ目的の元に結束するに決まってるじゃないのwww
こんなに濃い男が5人も集まってるのにこのユルい雰囲気はなんなのwwww

そんでみんなマイペースだったしなー。
仲間に入りたいって言ってる人ガン無視で魚獲ってる奴がいたりな。
ええええwwww
今話してるとこなのにwwwww
えええええwwwww

色々ツッコミどころが多かったよ、ロイ・・・
よく即席であんな話が考えられるもんだ。
最初はギャグだったんだろ?そうなんだろ?
途中からはそれなりにシリアスになってて安心しましたよ(´∀`)

後半になるとシリアス通り越してちょっと残酷な展開になってきて、そんなのダメ!って言って物語の中まで助けに来たアレクサンドリアが天使に見えました。
実際アレクサンドリアはロイにとって天使だったと思いますよ。
彼女に会って、純粋な好意を向けられて、ロイがどれだけ救われたか。
最後の展開は本当に良かったですよ。
子供は雑念がないから強いな。ほんと強い。

ちなみに映画の中ではみんなアレクサンドリアに優しくてほのぼのしました(*´ω`*)
みんな子供好きなんだなあー。
なんかみんなが子供に優しいの見るとホッとするなあ。
ロイが一番優しくなかった気がするわwwww
情緒不安定とはいえいきなりキレたりするので最初は怖かったです。
つーか出会った時に執拗にアレクサンドリアを呼ぶロイがまるで変質者だったので、割と真面目に最初は怖かったです。
あれでよく懐いたなあ。
お話面白いってそんなに魅力的なものなんか・・・。

そういえばロイが「僕の魂を救済するつもりか?」ってアレクサンドリアに聞いてたけど、確かにそれは成されたんだなあー。
まあアレクサンドリアはその単語がわからなくて全然伝わってなかったけど。
伝えるためにロイが何度も何度も「魂の救済」って言ってたけど、あれはお話のテーマを強調してたとかそんな感じなのかな。
いや、それでは安直かしら・・・

ところでタイトルがザ・フォールというだけあって、よく落ちる映画でした。
ロイもアレクサンドリアも入院した原因が落下ですし。
他にも色々。
エンディングはロイの落下映像スペシャル状態だったし。
最後まで見ると、確かにザ・フォールだなあと思いましたよ。
ターセム監督の作品ってタイトルから中身が想像しづらくて、事前に調べても全然情報が頭に入らないんですけど、見終わるとそれなりに納得できる気がします。

今回はサイコなお話ではないので前回と雰囲気はガラッと変わってるんですけど、お人形の描写で手術を描いたシーンがあってそこだけサイコ的だなあと思いました。
なんでわざわざあんな表現にしたんだろうかwwww
てか、別に手術シーン描かなくても良かった気もするけど、まあアレ見たらどんな手術だったのか大体わかったからいいか。
結構な大手術だったっぽいから死ぬんじゃないかとハラハラしたよ(;´д`)

あとは人の舌を良く見る映画だった気がする・・・
主にアレクサンドリアのでしたけども。
何かをべろーっと舐めるシーンって、マンガではよく見るけど実写ではあんまり見ないからちょっと印象に残りました。
人の舌ってあんなに長いんか・・・。


それにしても、今回は全然知らない役者さんばっかりでした。
なんか新鮮だわぁー。
あと、ロイ役の人私と1才違いだったわあ。
そりゃあアレクサンドリアにパパって呼ばれちゃうよね!
5歳と32歳ではね!
ロイは何歳設定だったんだろうwww


あと、今回も砂漠が沢山出てきたよ。
ターセム監督は砂漠が好きなのかなあ。
青い空とどこまでも広がる黄色い砂地が綺麗だよね。
ザ・セルでセットかなーと思ってた砂漠が本物だったので、今回どれがセットでどれが現実の場所なのかわからなかったよ。
全部本当にあったら面白いんだけどな。


ちょっと長かったですが面白かったです(´ω`)
ザ・セルの方が面白いけど、こっちの方が穏やかで優しいお話。
絶望した心がまた希望を取り戻すお話。

そういえば、ターセム監督の話には恋愛全然出てこないなあ。
ラブシーンはほぼ皆無。
出てきても一瞬。
なんかピュアな感じがしていいな。

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