メリッサのレベルが上がりました。
「いやたー!!!レベルアップーぅぅ!!(くるくる踊るよ」
「おめでとうメリッサ!」
「おめでとう」
「おめでとうございますメリッサ。
ちゃんと覚えたじゃないですか、イオナズン」
「ううっ、これもみなさんのおかげですっ・・・!(つд`)゚・
てか、モシャス覚えなかったよ・・・」
携帯版はモシャスなかったみたいだよ・・・
「そうですか。個人的にはその方が嬉しいです」
「ええー?心配しなくてもミザリーに化けて迫ってみたりビルに化けて口説いてみたりしないってば(小声」
「信用できません(小声」ていうか思い付いてる時点で危ない。
「じゃあダーマの神殿に行こうか。
そういえばメリッサは何になりたいの?」
「はい先生!メリッサは商人になりますっ!」
「商人?? 商人ならあいつがいるだろ・・・」
「いいんですっ!(`・ω・´)」
というわけで商人になりました。
「商人になったよー!どう?」
「ええと、なんていうか・・・」
「あは、そういえばぬいぐるみじゃないメリッサを久しぶりに見た気がするね」
「なんだ、もうぬいぐるみじゃないのか・・・(´・ω・`)」
「ええーそっち!?Σ(;´д`)」
「はは、でも随分すっきりしましたね。
帽子もマントもなくなって」
「そうだね、なんか前より明るい感じになったよね」
「そういえば邪魔そうにしてたな、帽子・・・
あんなもんよく長いこと被ってたな」
「そうなの、可愛いんだけど邪魔だったんだよー。
あれがあるとみんなの顔が見えない時があるし。
お師匠さんが魔女は帽子じゃ!って言うからつけてたけど・・・
ああ、空が広い!やっぱりこっちの方がいいなあ(*´∀`*)」
「ふふ、良かったね!
でもメリッサが商人になりたかったなんて意外だなあ。
ずっと魔法使いだったから、魔法使い以外のメリッサがすごく新鮮だよ(*´・ω・)」
「ふふふ、鑑定とかやってみたかったんだよねー。
それにお金もざくざく拾いますよ!(`・ω・´)」
「意外に俗っぽい理由ですね・・・(;´ω`)
でもまあメリッサは明るい性格ですし、商人にも向いているのかもしれませんね」
「次はビルだね!がんばってー!」
「ええ、がんばって追い付きます!」
そんな感じでメリッサに鑑定させてみたんですが、なかなか面白かったです。
女子だと本の中身をチラッと読んでくれるのがいい。
ちなみに話し方はもちろんメリッサみたいな感じではなく、どこかスレた20代って感じでした。
大人の香りがしました・・・(ノ∀`)
ビルがレベルアップするまでにメリッサが15くらいトントントンと上がってしまったので一瞬追い越されるかとヒヤヒヤしたよ(;´・ω・)
なんとか先に上がってくれてよかった・・・!
「ビルは何になりたいのじゃ?」
「武道家になりたいと望んでおります」
「そうか、苦労人のビルにはこれ以上ないほどのベストチョイスじゃのう」
「ありがとうございます。長年望んでいた職を前に、そう言っていただけると嬉しいですね」
というわけで。
ビルさんが武道家になりましたよ。
「ふう・・・ようやく重たい帽子と僧衣から解放されましたよ・・・
・・・・・・?」
( ゚д゚)
( ゚д゚) ゚д゚)
?(・ω・`)
「・・・どうしたんですかみんn」
「「「ヒゲが無くなってる・・・!!(;´д`)」」」
「え?ああ。剃りました。武道着には似合いませんでしたから。
ついでに髪も邪魔だったので編んでみました」
「若っ!」
「若ー!!」
「え?いや君たちに比べたら若くないでしょう・・・
もう25ですよ私は」
「「「25!!?Σ(;´д`)」」」
「・・・まあ、もうすぐ26になりますが・・・
え、そんなに驚くところですか?」
「てっきり30代かと・・・」
「僕も、てっきり35くらいかと」
「・・・・・・(;´ω`)
まあ、どう見られていようと構いませんが、」
「ビル・・・実はかっこよかったんだね・・・!!」
「「!!?Σ(;||д )」」
「は・・・?かっ・・・?」
「今の方がいいよビル!転職して良かったねえー!」
「そ、そうですか・・・ええと・・・ど、どうも?(;´д`)??」
「・・・ビル・・・!(;`・д・)」
「え、今度はなんですかアベル」
「今日からビルも武道家・・・ていうことは!
同じ接近戦同士として、ライバルだね!!」
「へ?」
「負けないからね!!(#`・д・)」
「いや負けないも何もレベル1なんですg」
「よーし!僕もがんばるぞぉぉ!!」
「・・・・・・(;´д`)
・・・あの・・・みんな。
落ち着かないので普段通りにしてくれませんか?」
「落ち着かないのはこっちだぁぁッ!!」
「!!?Σ(;´д`)ビクッ」
「誰だお前!お前なんぞ知らん!
僧衣着てヒゲ生やして一つ縛りにして出直してこいッッ!!
お前なんか知らーーーーんッッッ!!!(#゚Д゚)ブッシャアアアア!!」
「・・・・・・・・・ええー・・・・・・(;´д`)」
「・・・・・・・・・・・・(肩ふるふる」
「何笑ってるんですかメリッサ・・・」
「えっいや笑ってなんkぷぷクスーwww」
「・・・・・・(#^ω^)」
この後ミザリーさんは2日ほど口を聞いてくれなかったらしいです。
ついでにアベルも負けないぞぉー!(メラメラ的な感じで対抗心むき出しで大変だったみたいです。
「・・・(;´ω`)」
「お困りのようですね、お兄さん(`・ω・´)+」
「そうですね・・・困ってます。
ていうか半分は君のせいなんですけど」
とりあえずアベルらへんはメリッサのせい。
あと最近おまえらが仲良くつるんで見た目フラグ立ててたせい。
「ええー?だって本当に今の方がいいよ?
すごくカッコよくなったよ、見た目」
「全然嬉しくないです。 ・・・まあ見た目ってわかってるだけいいですけどね・・・」
「ビルは本当に人に相談しないねえ・・・
たまには相談してみない?
女子供になんて相談できないとか言ったらぶつかんね(`・ω・´)+」ぶつって。
「・・・なんだか君の母親がどういう人なのかわかったような気がします」
「うちのママンは強いよ?(`・ω・´)
というわけで吐くのです、さあさあっ」
「ふー・・・そうですねー・・・たまには相談してみますか・・・。
ミザリーが目も合わせてくれないんですけど、どうすれば機嫌直してくれるんですかね?
また口髭でも生やせばいいのかなあ、いやしかしあそこまで怒るとは・・・うーん・・・
また僧侶に戻・・・いやいやそれだけは・・・うーん・・・」←結局自分の中で悩む人
「ふっくくくく・・・あはは!あはははは!
ビルって本当にお父さんみたい!」
「へ??(;´д`)」
「あのねえ、うちのお父さんが昔ビルみたいに髭伸ばしてた時があってねえ。
それで一回、なにかきっかけがあってバサッと剃ったのね。
その時に、うちの弟がすっごい泣いちゃってねー」
「・・・(;´д`)ええー・・・」
「「こんなおじさん知らない!こんなの僕が知ってるパパじゃない!」とか言って、ずーっと口聞いてもらえなくて。
なんかあの時のお父さんとビル、そっくり」
「うわあ・・・(;´д`)
弟さんが何歳の時ですか、それ」
「うーんと3年くらい前だから、3つくらいかなあ」
「3歳児並!?Σ(;´д`)」
そうです。あんたの好きな女は3歳児並です。
頭脳というより感情の成熟的に、きっとそれくらい。
「あはは、あとねえ猫のラッキーもね、ほんとあの時のミザリーそっくりだったなあ。
ぶっしゃー!って全身の毛を逆立てて怒ってしばらくお父さんに寄りつかなかったんだよ」
猫は外見変わるとわかんなくなっちゃうからね(´・ω・`)
「・・・・・・(;´ω`)
ちなみに・・・それ、仲直りするのにどれだけかかったんです?」
「うーんと弟は1カ月くらいかかったなあ」
「長っ!(;´д`)」
「うーん、お髭が生えてると強そうって思ってたみたい。
強いお父さんじゃなくなっちゃったーってしばらく拗ねてたんだよー。
でもラッキーは1週間くらいだったよ?猫は匂いとかでわかるからねえ(´ω`)」
「猫と同列に扱うのもどうかと思いますが・・・」
「ふふ、でも本当にそっくり。
よっぽどビルを信用して安心してたんだね」
「そ、そういう解釈なんですか?(;´д`)
うーん、難しいですね・・・」
「ふふふ。
ところでアベルの方はどうなの?」
「いやーそれが、負けないよ!の一点張りでして」
「もー、男の子はほんとしょうがないねえ(´・ω・`)
うちの弟も、私が同じくらいの年の子を誉めたらすっごい拗ねて怒っちゃったんだよ」
「(弟と同列・・・!Σ(;´д`))
がんばるのですよ、アベル・・・!(ホロリ」
「え?アベルはがんばってるよ?」
「いえ、こっちの話です。
いやーしかしどうしたものか。うちの弟とはああいう喧嘩をしたことがなくて、というかそもそも誰かに対抗心を持たれたことがなかったような・・・」
あってもスルーしてただけだと思います(`・ω・´)
ビルのスルースキルは半端ない気がする。
「うちの弟の場合はあんたが一番かっこいいよ!って言ってだっこしたら機嫌が直ったけど、流石にアベルにそれはできません(´・ω・`)」
「それは出来なくていいと思います。
むしろ、出来なくて安心しました」
「でもミザリーをいいこいいこして抱きしめることはできるけどね!(`・ω・´)+」
(羨ましい・・・!Σ(;´皿`)ギギッ)「アベルの方はちょっとわかんないけど、ミザリーの方はなんとかしてみるよ(´・ω・)ゞ
このままじゃ困るしね」
「そうですね・・・確かにこの件は私じゃどうしようもありませんし、たまには人を頼ってみましょうか。
よろしくお願いしますよ、メリッサ」
「うん!お姉さんに任せなさい(`・ω・´)」
「お姉さんというかまるでおかあs」
「ぶつお(´・ω・`)o」
「すみません。流石に失礼でした」
ちうわけでメリッサ姉さんがミザリーとアベルの説得に向かいます(`・ω・´)+
「・・・・・・・・・(´=д=)」
「魂抜けた顔してるねえミザリー」
「Σ(( д ))ビク
な、なんだ・・・メリッサか」
「ビルが悲しんでたよー?ミザリーが目も合わせてくれないって」
「・・・・・・あんな奴、知らん・・・(ぷい」
「あー、いいのかなあそういうこと言って。
ふふ、よしよし。
急に変身しちゃったからびっくりしちゃったんだよねえ(ぎゅう」
「・・・たまに思うんだが、メリッサは私を異常に子供扱いしてないか」
「えー?気のせい気のせい」
「絶対気のせいじゃない」
「ふふふふふ。ミザリーは可愛いねえ(ぎゅ」
「だから子供扱いするなと」
「してないしてない(^ω^)
ねえ、外見が変わったって、ビルは全然変わってないよ?」
「・・・・・・わかってる」
「でもあんなに若いと思わなかったなあー!ヒゲ剃っただけで全然変わっちゃったね」
「だろう?騙された!40くらいかと思ってたのに」
「40!?あっははは!流石にそれ言ったらビルも落ち込んじゃうかも」
「ふん、落ち込めばいいんだ、あんなヒ・・・・・・やつ」
「ミザリーはビルのこと、全然名前で呼ばないねえ」
「・・・なんだ、またその話か。この前アベルに言われた」
「そうなの?まあビルはなんて呼ばれようと全然気にしないと思うけどー。
でも、名前呼んでもらったら嬉しいだろうねえ」
「・・・・・・・・・」
「明日、呼んでみたら?」
「いやだ」
「ええー?なんで?」
「いやだ。絶対いやだ。なにがあってもいやだ」
「そう?じゃあ仕方がないかー。。
ふっふふふ。ミザリーは意地っ張りだねえ」
「・・・・・・(´・ω・)
はあ・・・お前には敵わん・・・」
なにやら意地を張ってるのが馬鹿らしくなったらしい。
「・・・わかった。今まで通りにする」
「そう?ふふ。ミザリーはいい子だねえ」
「だからー・・・子供扱いするな!」
「はいはい(^ω^)」
「・・・・・・(´・ω・)ショボーン」
・・・ドロッドロに甘やかして落とすのがメリッサさん流らしいです。
ていうか、ビルもメリッサもミザリーを甘やかしすぎです。
さて、それからアベル。
「てえあ!眉間チョップ!」
「いたっΣ(;´д`)」
「眉間にしわが寄ってますぞ、勇者殿(`・ω・´)」
「メリッサかあ・・・久しぶりにやられたなあ」
「ふふふ。当てるまで全然気付かなかったねー。
考え事してたの?」
「え、うーん・・・(´・ω・)
どうやったらビルに勝てるのかと・・・」
「アベルはビルに勝ちたいの?」
「うっ・・・うん。
仲間だけど・・・でも!このままビルに頼りっぱなしじゃダメだと思うんだ!(`・д・)」
「そっか、勝ちたいのかー。
ビルに勝つのは大変そうだねえ」
「うん・・・(´・ω・)」
「でも、そういうことなら私はアベルを応援するよ!(^ω^)」
「えっΣ(*´・ω・)」
「アベル、がんばってね!アベルならきっと出来るよ!」
「(あれ?メリッサってビルのこと好きなんじゃなかったの?あれ?僕の勘違い?(;´д`))
う、うん!がんばるよ!(;`・д・)」
あれ・・・なんだこれ(;´д`)
なんという小悪女・・・!
いや別にビルのこと好きじゃない(恋愛的な意味で)んだけど、メリッサは。
てか、焚きつけてどうするんだ・・・!;
次の日。
「(ぐい)」
「えっ?」
ビルはミザリーに袖を掴まれたようです。
「ん。」腕を見せる
「うわあ・・・どこに引っかけたんですかこの腕は。
ホイミ。はい、治りましたよ。気を付けてくださいね?」
「(ぷいっ)」
無言で立ち去りました・・・(´・ω・)
「・・・・・・・・・
・・・はは。本当に猫みたいですね」
猫ですね(´・ω・`)
ミザリーに猫の長い尻尾が生えてたら多分ビルに尻尾を巻き付けて行ったと思います。
この後はいつも通りな感じになりました(^ω^)
そしてアベル。
「ビル・・・あのさ・・・」
「おや。どうしたんですか、アベル」
「ごめん・・・僕、なんか勘違いしてたみたいだよ・・・」
「勘違い?」
「最近ビルとメリッサって仲いいから、もしかしてお互いに好きなのかと」
「(´=з=)・;ブッ
なんか誤解されてるんだろうとは思ってましたが、そこまでとは・・・!(;´д`)」
「あ、やっぱり違うんだ」
「違います。君の目は節穴です」
「そこまで!?Σ(;´д`)
いや・・・でも、そうかもね・・・(´・ω・)
色々意地張ってごめん、ビル」
「いえ、わかってくれればいいんです。
気にしていませんよ」
「そっか。やっぱり大人だなあ、ビルは。
僕、やっぱりビルを見習うだけじゃなくて、いつか勝ちたいよ」
「へえ?そう来ましたか。
では改めて、ライバル宣言ですね」
「うん、僕はいつかビルに勝つ!
改めて、ライバルとしてよろしくね、ビル!」
「はは・・・(なんでしょうね、このこそばゆい気持ちは。親心というやつでしょうか)
ええ。わかりました。私も君に負けないように、がんばりましょう」
まあ、アベルがビルから一人立ちするいいきっかけにはなったと思う。
少年には乗り越えるべき壁が必要なのです、アベルにとってそれは父親でもあるんだけどオルテガさんは追いかける存在であって、積極的に対抗意識を持つんじゃなくて追いかけていたらいつの間にか追い越していた感じの存在だと思う。
なのでビルみたいな身近な人を保護者→ライバルにしたっていうのは結構大きいと思ってみたりして。
さて、それで立役者のメリッサさんですが。
「レベル20になったー!いやほーう!
さあっ、ダーマ神殿に行くよ!(`・ω・´)+」
「えっ!?Σ(;´д`)」
「転職をお望みか。メリッサは何になりたいんじゃ?」
「はい、神官様。私は盗賊になりたいです」
「「盗賊!!?Σ(;´д`)」」
「あー・・・そう来ましたか」
「盗賊になりたいとは、メリッサは根っからのおてんばじゃのう・・・」
「えへへ(*^ω^*)」
「おお神よ、メリッサが新たな職に着くことをなにとぞお許しください!」
「ふふふ・・・」
「め・・・メリッサ・・・?(;´д`)」
「商人で鍛えた目利きで!
いい品ゲットだぜ!(`
ω
´)」
「「!!?Σ(;´д`)」」
「もうガンガン盗みまくっちゃうんだから!
種とか!武器とか!防具とか!
よーし、みんなのためにがんばるよー!待っててね!(*^ω^*)」
「・・・なんでしょう、この雛に餌を運ぶ親鳥を見るような心境は」
「私たちは雛か!?(;´д`)」
「はは・・・メリッサは強いなあ・・・(;´д`)
ほんと、僕の仲間はみんな強いから大変だよ」
がんばれ勇者!(`・ω・´)
あー長くなった・・・(;´д`)
これを先々週あたりに思い付いて書きたくて仕方ありませんでした。
本当はビルを一度盗賊にしようと思ってたんですけどねー。諸事情あってやめました。
盗賊にしてれば、ダーマ神官に「苦労人のビルが盗賊になりたいとは、これも世の中がいけないのかのう」とか言われて凹んでみたりやっぱり真っ直ぐ職に行くべきだったか・・・とか悩んで弱ってるところに付けこむメリッサさんの図になったり、その後武道家になって「あーこっちの方がビルらしいねー」とか言われたりする展開が待ってたはずなんだ。
ミザリーの過剰反応も盗賊を想定してたからなんですけどね(´・ω・`)
意味がわからない人は公式サイトを見てみたらいいと思います。
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そして盗賊の涼やかなイケメンぶりを見てみたらいいと思います。ふぅ、でもなんとか書けて良かった。
うあー寝てる時間があー・・・(;´д`)
まあ自業自得なんですけどね;;