今日はゲームやってないんですが、忘れないうちに番外編的なものを書いておこうと思います(;´ω`)
三本立てだよ!
長いよ!(`・ω・´)

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・その頃彼らは
アベルくんが地球のへそに行きました。
「・・・・・・・・・遅い。」
「今行ったばっかりだよ、ミザリー」
「う、うるさい! 大体なんで私たちが行っちゃいけないんだ、今まで一緒だったのに!」
「うーん、それはきっとアベルが勇者だからだよ・・・」
「勇者に与えられた試練でしょう。
アベル自身の力で乗り越えるしかありません」
「はん!試練なんて・・・
・・・そういえばお前はさっきから座りこんで何をしているんだ?」
「神に祈っています」
「えええええ!ビルが!?」
「なんだ、どうしたんだ?熱でもあるのか?」
「貴女たち・・・(;´ω`)
いや、そういえば貴女たちと一緒に行動するようになって初めてかもしれませんね。
ジパングで言ったでしょう、祈ることしかできない時もあると」
「そういえば・・・」
「今がその時ですよ。
一緒に行けない以上、私の祈りが届くよう、アベルの力になるよう、祈ることしか出来ることはないのですから」
「そっか・・・よーし!じゃあ私も一緒に祈るよ!(`・ω・´)」
「えっ」
「そうですか。
それでは、一緒にアベルを応援しましょう」
「うん、わかった!
アベルがんばれ、アベルがんばれ」
「口には出さなくてもいいのですよメリッサ・・・(;´ω`)」
「・・・・・・なんだ、お前ら・・・(´・ω・)ショボ」
ウロウロウロウロ→
←ウロウロウロウロ
ウロウロウロウロ→
←ウロウロうろうr(ry)
「・・・・・・・・・・・・(イラッ」
ガツッ!(椅子蹴った)
「いって・・・!!」
「大丈夫ですか?
何やってるんですか、貴女は(;´д`)」
「う、うるさい!あいつが遅いのが悪いんだ!」
「そうは言っても、本当についさっき行ったばかりですしねえ・・・
とにかく、座りませんか。少し落ち着きましょう、ね」
「・・・・・・・・・(ドカッ」←座りました
「・・・・・・・・・・・・」
「ブツブツブツブツブツブツ」←アベル頑張れ的な
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「ブツブツブツブツブツブツ」←アベル頑張r(ry)
「・・・・・・・・・・(イラッ
っだあああ遅い!!!
もういい!行く!!!」
「ダメですよ!!Σ(;´д`)」
「これ、なんの騒ぎだ」
「貴っ様今すぐそこを通せ!!」
「そういうわけにはいかん。ここは勇者を試す場所なのだ。
こら、暴れるな。大人しく待ちなさい!」
「落ち着いて!落ち着きなさい、ミザリー!」
「落ち着けるかあああああ!!!」
「アベル!!油断大敵ー!!」祈ってます
「「「(ビクッ)」」」
「がんばれアベル、そこだアベル、負けるなアベル、行けーアベルー!!」一心不乱です
「・・・おい、あれは何が見えてるんだ・・・?(;´д`)」
「・・・さ・・・さあ・・・(;´д`)」
「・・・・・・・・・チッ」毒気抜かれたらしい
「・・・ふふ。
アベルが心配なのは私やメリッサも同じです。
今すぐ彼のところに行って共に戦いたい気持ちもね。
でも、そういうわけにはいきませんから・・・一緒に、ここでアベルを応援しましょう。ね」
「・・・応援・・・」
「そうです。今アベルに伝えたいことを、神に伝えてもらうんです。
たとえば、私が今アベルを信じていること。心配していること。側にいなくても、力になりたいと願っていること。
それが祈りですよ、ミザリー」
「・・・伝えたい・・・こと・・・」
ガバッ(祈るらしい)
「アベル遅い、早く帰ってこい、これ以上遅くなったらぶっ殺す」
「殺してどうするんですか!!Σ(;´д`)」
「早く帰ってこい、アベルぅぅぅーーーー!!!」
「・・・ふふ。全く、素直じゃありませんね・・・( ´ω`)」
(早く帰ってこい、アベル。
私たちの勇者は、お前なんだからな・・・)
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「・・・ってことがあったんだよ!」
「そうだったんだ・・・」
「なんだ、全部聞えてたのかメリッサ」
「そりゃそうだよー!大騒ぎだったし」
「それなら何故一緒に止めてくれなかったんですかメリッサ・・・」
「あは、ごめん。ビルなら止めてくれるかなって思って」
「・・・(;´ω`)
まあ、結果的に君の祈りでなんとかなりましたからいいですが・・・」
「そうだ、思いだした。
メリッサ、あれは何が見えてたんだ?」
「え?何にも見えてないよ?
ただ、なんとなくっていうか・・・勘?(´・ω・)ゞポリポリ
なんかアベルが危ないことしそうな気がしたんだよねー」
(当たってる!!Σ(;´д`))
きっとアベルがごうけつの腕輪を外そうとしたあたりです。
「・・・届いてたよ、みんなの祈り。
一人で洞窟に挑んだのに、まるでみんなが自分の中にいるみたいだった。
だから、全然怖くなかったよ。
みんな、ありがとう」
「そうですか、それは良かった。
たまには祈ってみるものですね」
「ふふふ、そう言われると嬉しいね(*^ω^*)」
「ふうん・・・意外に効果があるのか、お前の言うこともたまには役に立つな。
・・・そうだ、アベル。忘れるところだった」
「え?」
ガツン!(殴った)「「Σ(;´д`)」」←ビル・メリッサ
「いったぁ!!?Σ(;´д`)」
「遅い」
「ええー!?Σ(;´д`)」
「ミザリーまだ怒ってたの!?;;」
「だって遅かったじゃないか、私は待つのが嫌いなんだ!」
「だからって殴ることないでしょう!(;´д`)
大丈夫ですかアベル!;;」
「う、うん、大丈夫だよ・・・ちょっとびっくりしたけど(;´д`)」
「一応手加減はしたからな」
「もー!ミザリーはほんとワガママなんだからー!!」
「ふん、うるさい。遅い方が悪い!」
「全く、心配しているならそうだと素直に言えばいいのに君は・・・」
「うるさいだまれ(#゚皿゚)」
「ミザリーのばかー!!(。>д<)ノシ(ピシピシ!」
「馬鹿とはなんだ馬鹿とは!?
ええい叩くな!私を置いてくアベルが悪いっ!!(`;д;)」
(・・・はは。
賑やかだなあ・・・
やっぱり一人旅よりみんなと一緒の方がいいや)
・・・・・・やっぱりミザリーさんが一番子供っていう。
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・アベルとミザリー
「そういえば、最初のころはミザリーに剣の稽古つけてもらってたんだよね」
「ああ、そういえばそうだったな」
「ミザリーはほんと、戦士なのに素早くてかっこよかったなあ」
「なんだ、その今は違うみたいな言い方は・・・
大体、そう思ってたらなんで私を賢者になんて言い出したんだ?」
「ああ、うーん。
さとりの書が手に入らなかったら、賢者とは考え付かなかったんだけどね・・・
でも、いつかはミザリーを後衛にしようってビルと話してたからさ」
「な、なんだと?」
「だって、ミザリーって危ない戦い方するでしょ?
稽古付けてもらう時も思ったんだけど、弱い敵相手には妙に隙を作ったりとか。
逆に危なくて攻め込んで行けなかったよ、だって突いたら本当に斬れちゃいそうだったから。
ていうか、敵の場合本当に当てられてるし」
「・・・・・・」
「だから途中から、稽古は真剣じゃなくて木の剣にしようって言ったんだけど・・・」
「・・・あれはそういうことだったのか」
「それに、いくら傷を受けても全然怯まないし・・・あれじゃ、まるで怪我をしたいみたいだ。
勇敢だけど、あのままじゃボロボロになっちゃうからって心配だったんだよ」
「・・・・・・・・・ふん。子供のくせに、賢しいじゃないか。
あーあ、当てが外れた。せっかく、死に場所を探してお前についてきたのに」
「ええ、そうだったの!?」
「そうだ。死んだらそのまま捨てて別の奴を見つけてくれるだろうと思っていた。
まさか生き返らせてまでこき使われるとは思わなかったな」
「そんなことしないよ! ミザリー、僕は絶対に仲間を見捨てたりしない!」
「・・・・・・・・・わかってるさ。
びっくりしたんだ・・・まさか、泣かれるとは思わなかった。
会ったばかりだったのに」
「ああ・・・ミザリーが死んだ時?
だって、本当に悲しかったんだ。すぐ前にあんなことがあったせいもあるけど、僕のせいで死なせてしまったんだと思って」
「・・・・・・そうだな。お前はそういう奴だ。
お前もメリッサもあのヒゲも、そういう奴だ。
私は死にたかった。でも、死ねなくなった。
お前たちのお陰で」
「ミザリー・・・」
「・・・あの時から。
お前は、勇者だ。私にとって、唯一の」
「・・・・・・・・・うん。」
「・・・どうして、私たちを連れて行ったんだ?」
「え?」
「ルイーダの酒場で。
他にも何人かいただろう?」
「ああ・・・あれはね、僕の目をまっすぐ見てくれた人を選んだんだよ」
「目?」
「うん。ルイーダの酒場に入ったらみんな僕を見たけど、目を合わせてくれたのはミザリーと、ビルと、メリッサだけだったんだ」
「・・・それだけか?」
「うん、それだけ。
それに他の人は酒場に来てるだけで登録されてなかったり・・・
そういえばあの時、僧侶と魔法使いは他にいたんだけどね・・・
魔法使いの子はずっと爪に何か塗ってて顔を上げてくれなかったし、僧侶の人は・・・確か、家族と離れたくないとか言ってたような」
「ああ・・・あの二人か・・・(´エдエ)
そうだな、わかるような気がする」
「まあ、そういうものですよね。それもまた、巡り合わせですよ」
「うわ!!?いつからいたんだお前!!」
「私もいるよー」
「メリッサまで!?(;´д`)」
「なんだ、二人とも聞いてたなら入ってくれば良かったのに」
「なんだか話しこんでいるようでしたので」
「ちょっと入りづらかったんだよねー(´・ω・)」
「おい・・・どこから聞いてたんだ?」
「「ルイーダの酒場で。他にも何人かいただろう?」の辺りですかね」
「私は目を合わせてくれたのは私たち三人だった、くらいのところかなー」
「なんだ、そうか・・・(ホッ」
「ところで、みんなはどうなの?」
「あん?何がだ」
「なんでルイーダの酒場にいたのかなーと思って」
「・・・私はさっき言ったからパスだ」
「えー、なんて言ったの?」
「うーん・・・秘密、かな(´・ω・)」
「そっかー(´・ω・)」
「私は君が来る前日あたりに登録したんです。
師事していた神父に、役目があるから行くよう言われまして」
「へー!すごいね、予言してたってこと!?」
「いや・・・多分、君のことを知っていたんだと思いますよ」
「私も似たような感じかなー。
魔法使いのお師匠さんに言われて来たんだよ。
急だったから荷づくりが大変だったなあ・・・家族にも説明しなきゃいけなかったし」
「家族?」
「うん、お父さんとお母さんと、弟と、それから猫のハッピー」
「猫に説明が必要なのか?(´エдエ)」
「必要だよ!ちゃんと言っておかないと後ですっごい拗ねるんだから(´・ω・`)」
「本当に猫好きなんだね、メリッサ」
「そういえば、メリッサは自宅から通っていたんですか?
私は住み込みでしたからねえ、荷物も軽いものでしたよ」
「あれ、弟がいたんじゃなかったの?」
「あいつはもう二年も前から所帯持ちです。息子がいるんですが、なかなか可愛いですよ」
「そうなのぉ?へえー!いいねえ、赤ちゃん。可愛いんだろうねえ」
「そうですね、可愛いです。彼のためにも、魔王を倒して世界を平和に導きたいと思いますよ」
「そうだね、私も家族を守りたいもの」
「僕も、母さんとじいちゃんを守りたいな」
「・・・・・・(ぽつん)」
「・・・ミザリー?」
「・・・・・・なんだ?」
「そういえば、ミザリーは家族とか」
「いない。育ててくれた男も死んだ」
「うっ・・・(;´д`)」
「・・・・・・そっか・・・ごめん」
「謝るな。・・・鬱陶しい。お前たちが気にするな」
「・・・そうですか。
では、ミザリーには私たちを守ってもらいましょうか」
「ああ・・・?」
「そうだね、賢者になってからますます強くなって来たもんね。
ミザリーが守ってくれたら安心だね!」
「・・・・・・」
「僕らじゃ、家族の代わりにはなれないかな?ミザリー」
「・・・・・・っ。
・・・・・・ふん。家族だと?そんなもの・・・
(・・・そんなもの、私は知らない。でも・・・
・・・お前たちの代わりなんて、いるわけないじゃないか。)
・・・・・・ま、守ってやるさ!言われなくても!」
ちなみにここは宿屋だったんですが、この後メリッサがミザリーに一緒に寝よう!いや、寝るのです!(`・ω・´)とワガママ言って一緒に寝ました。
んで、ミザリーはメリッサの腕枕で眠りました。
・・・こんな話じゃなかったのに、なんでこうなった。
でもミザリーに「あの時からお前は私の勇者だ」を言わせられたから満足だ。
あとは全部蛇足だ。
ちなみにビルは「死に場所を探して」から、メリッサは「死んだら捨てて他を探す」から聞いてました。
この二人は保護者同盟だなー。うん。
ところでこれはいつ頃の話だろうか。
そうだなー、最後の鍵を取る直前くらいの話だと思いますよ。
ミザリーが一瞬ルイーダの酒場に戻る前後くらいの、どっちでもいいけどあの辺りのね。
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・ビルとメリッサ
「そういえば、また昨夜酒場に行ったんだね」
「ええ・・・そうですね」
「たまーに二人で行くよね。いいなー」
「子供はダメですよ?メリッサ」
「ちぇ、ジュースしか飲まないから1回くらい連れてってよー」
「ダメです」
「けちー(´・ω・`)
それにしても、意外だなー。ビルってお酒好きなんだね」
「いえ?私はミザリーの見張り役についていってるだけですよ。
あんまり強くもないですしね」
「ええー?
でも、いつも潰れたミザリーをビルが担いで帰って来るよね?(;´д`)」
「ああ・・・あれは、違います。
潰してるんです」
「潰してる!?Σ(;´д`)」
「ええ、注げば注ぐだけ飲むものだから。
ミザリーみたいな酒豪にマトモに付き合っていたら身体を壊しますからね(´エ∀エ)」
「ずるい!!Σ(;´д`)」
「そりゃあずるいですよ、大人ですからね」
「ええー!ビルってそんな人だったの!?
意外・・・(´・ω・`)」
「生きるためには多少のずるさは必要なんです。
それに、ミザリーを放置しておけないんですよ・・・
酔いはじめると次々絡まれては次々トラブルにするものだから」
「ああー・・・タチ悪いねー・・・(;´д`)」
「本当に、なんでああもトラブル好きなんですかね・・・(´-ω-)
最初は酒で潰していたんですが、だんだんラリホーかけて潰すようになりました。
その方が早いし金もかからないしミザリーの身体にもいいし」
「流石というか、すごい気遣いだね・・・(;´ω`)
あれ、でもそういえば1回だけミザリーがビルを担いで帰ってきたことあったよね?」
「ああ、あれですか。
ミザリーが気付いてラリホー合戦になったんです、酒場で。
結局私が負けてしまいました」
「ああ、そうだったんだー・・・
あれ?じゃあ、今は大人しく眠らされてるってこと?」
「? そういえばそうですね・・・そうみたいです」
「・・・ああ、そういえばあの時愚痴ってたなあ、ミザリー。
「こんな重いの持って帰ってくるなんて面倒くさい!いつもは起きたら宿屋なのに!」って」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。
ポン)ビル、ガンバ☆」
「・・・そうですね・・・がんばります(ノ∀T)
まあ、暴れられるよりはいいでしょう・・・ね」
ミザリーさんが酒場で気持ちよく眠って宿屋で気持ちよく起きるための運搬係に任命されたようです(笑)
多分たまに魔法効いてなくて寝たふりしてるよ!
つーか、完全に安心されちゃっててそれはそれでどうなんだよビル。
たまには危険な男の雰囲気を出してみたらどうなんだ(笑)
ちなみに、ミザリーさんがルイーダの酒場に預けられた時に寝ちゃった時も運んだのはやっぱりビルさんでした。
ガンバ☆
本当は、ビルを盗賊に転職させて
「そりゃあずるいですよ。盗賊ですから」
「なったばかりのくせに!!Σ(;´д`)」
っていうやり取りが描きたかったんだぜ(´・ω・`)
でもまあ色々あって盗賊にするのはやめたので断念。
ちぇっ。
つーかあいつはそのずるさをなんで恋愛に生かせないんだ。
そんな感じのミザリーさん特集でした・・・
なにこれ番外編全部ミザリーさんじゃん。
みんなどんだけミザリーさん大好きなの・・・つーか、私か(笑)