DVD一枚目観たー。
今監督のアニメ作品です。
確か監督の一番最後の作品で、完結してなかった気がするな・・・
いつもと作風が全然違っててあんまり面白くなかったから観るのやめようかなぁ。

オープニングが平沢師匠でなんか吹いた。
そうだ、今監督の作品はそうだった。
いきなり飛ばすなぁ・・・
てか、オープニングの映像怖いw(ノ∀`)
話の内容なんですが、「黄金バット」と呼ばれる通り魔とそれに関わる人たちのあれこれな感じです。
最初に襲われたのがデザイナーの月子っていう子なんですが、ものすごい天然と言うか自分の世界に生きてる子で、なんか黄金バット自体がその子の妄想から生まれたんじゃね?みたいな気がする。
妄想から生まれて現実に解き放たれちゃったみたいな。
でもまあ妄想パートならそれもあり得るけど現実は限りなく現実なので、流石にそれはないのかなー。
どうでもいいけど月の声が能登さんなんですよね。
死亡フラグ・・・!(;´д`)
月は黒目が特徴的な可愛いキャラのデザイナーなんですが、一番人気のマロミっていうつぶれた犬みたいなピンクのキャラのぬいぐるみをいつも持ってて、彼女一人になるとマロミが喋りだすのでなんか怖いです。
エンディングもオープニングで笑ってた人たちがみんな大きなマロミの周りで眠っててなんか恐怖を感じます。
エンディングテーマがやたら可愛くて、どうやらそれがマロミのテーマらしいんですけど・・・
だから怖いって。なんか怖いんだって。
登場人物ですが、普段の今監督と作風も違えば絵柄も違うのでなんか違和感。
頭身小さいなー・・・!
でも顔の描き方は相変わらずだ。
人の醜さというものが惜しみなく描かれている・・・(;´ω`)
特にフリーライターは直視できないほど醜かったです。
よくあんなキャラ描けるなー。
短期的にとはいえあれに追い回されることになってしまった月が本当に可哀想だったよ。
通り魔は小学生で、金色のローラーブレードに金色のバット、それに野球帽をかぶっているということでその特徴を兼ね備えてしまった小学生が同級生に疑われていじめになってしまったりしました。
でもそれがまた心根のどうしようもない小学生でね・・・(;´ω`)
まあでも小学生の時に思いあがるとあんな感じになるかもしんないね。
自分はエリートだと思い続けて、周囲の人気を全身に浴びながら生活していたのにある日突然それが崩れ去ってしまうのは耐えがたいことだったろうな・・・
いい子を演じるのもすごく上手かったから、なかなか性格の矯正は難しかっただろうけどある日突然崩壊してしまったことで矯正どころかぶち壊れてしまって、日常と心が崩壊していく様は流石にちょっと可哀想でした。
結構希望を捨てずにやってたんだけどな。
希望を持った瞬間に思い描く想像の自分と現実のギャップっていうのがまた・・・
途中から悪い方の白昼夢的な物を見るようになって行ってしまうんですが、希望に満ち溢れた想像と悪夢のような妄想は映像の質すら違って、妄想の方は絵も音も歪んでしまっていてなんか下手したら心病んでないかコレとか思いました。
いや、病んでるなあの目は。
登校拒否して布団にもぐりこんでる時の目がもう周りを一切信用してない目だった・・・
しかし見下してた相手がすごいいい子で、その子が何度も気遣ってくれるんだけどそこで「お前と一緒にすんな!!」とか思ってしまうあたり、もうどうしようもなかったのかもしれんね・・・(´・ω・)
世間一般的には少年バットは通り魔で悪いものだけど、濡れ衣を着せられた彼にとっては救世主のようになっているのがなんだか面白いと思う。
でもせっかく現れた救世主も、彼をあざ笑うようにして消えてしまって、やっぱり少年バットは誰にとっても救いにはならないようになってるんだなーとか。
誰なんだろうなー少年バット。
気になるけど完結してないからなぁ・・・(´・ω・)