見ましたー。
145分と少し長い映画で、見ごたえがあってとてもよかったです!
いやー面白かったよー!(´∀`)
演出もよかったー!
上映時に映画館で見ればよかったよ。
大迫力だっただろうなぁ...!

原作読んだことはないんですけど、読んだ人によるとのぼう様の(身長の関係で)配役に不満があるという話なんですけど、野村萬斎はすごいハマリ役だと思いました。
今まで陰陽師とか見てもそんなにすごいと思わなかったんだけど、いやーこれはすごかった。
どっちかっていうと私は石田三成の配役に最後まで納得が行かなかった派だ...
なんで上地雄輔やねん。
彼が出てることは知ってたけど私もう少し下っ端の役かと思ってたよ。
まあ思ったよりは良かったけどさー。
丹波様が佐藤浩市なのはとても良かった(´ω`)
準主役級の役なのにスタッフロールのキャストで最後なのは何故なんです?
大谷が山田孝之はちょっとかっこ良すぎた気がするwww
あんなかっこいい大谷初めて見た...!
まあ私戦国BASARAと采配のゆくえの大谷しか知らないけど!!
長束正家は知らない俳優さんでしたけどすごくハマってた気がします。
嫌な奴だったわー長束。
ほんと嫌な感じが出てたわー。
ただ、ちょっと困ったのが、なんか全体的に台詞聞きとりにくかった。
まあ私が元々聞きとりが苦手っていうのもあるんだけど、特に丹波様聞きとりにくかったわー...!
おかしいな、他のドラマとかではそんなこと思わなかったんだけどなあ。
まあこういう話はキリがないからここらへんにしておこう。
本編ですが、ストーリーもすごく面白かったです。
史実に基づいてるっていうけどどこまで本当なんだろうww
あんな破天荒なお殿様いたんだろうかww
なんか最初はのぼう様が実はすごいやり手の策士であれこれ策を練って豊臣勢をやりこめる話かと思ったら全然違ったww
のぼう様が敵も味方も虜にしていく話だったww
戦になったら流石になんかするのかなーとか思ってたら本陣で待ってただけだったしなあww
あの時の緊張した返事が面白かったww
敵に向かって啖呵切るときの迫力と実際戦になっちゃったあとのオドオド感www
このギャップがよかったなー!
のぼう様ってすごいギャップのある人間なんだよなー。
民草に対してはどこまでも優しいんだけど敵にナメたこと言われたら絶対に折れないという...
本当は開城するはずだったし本人もそのつもりだったのに喧嘩売っちゃうし。
終盤になっても譲らなかったしなぁww
長束さんが何度ものぼう様にナメた態度とっては痛い目見てて流石に懲りた顔してて笑った。
んで普段はのぼう様を叱り飛ばしてる丹波様とかものぼう様が頑として譲らないということ聞いちゃうんだよねww
戦やるってなったときに和泉様とか靭負くんとかの元々戦したかった組が真っ先に賛成したのはわかったけど、丹波様まで「やっちまうか...!」ってなったのはびっくり。
みんなのぼう様が好きなんだなwww
丹波様たちはいつものぼう様を叱りつ励ましつ色々と世話を焼いていて大変そうだったけど楽しそうだったなww
この忍城メンバーにはすごい癒されてたwwww
なんか時代劇の割にゆるいね、雰囲気が。
コテコテではない感じ。
流石にカタカナはなかったですけど言葉遣いが砕けてたりとか、茶髪の武将がいたりとか、ガッツポーズしたりとか。
主に靭負くんのことですけど。
あと、のぼう様を慕う農民たちにも和まされた(´ω`)
戦を始めたのがのぼう様だって聞いた途端に大笑いして「そんなら助けてやらにゃならん」みたいになったのはびっくりした。
なんかのぼう様ってなんにもできないけどいつも一生懸命だから自然と周りが助けてあげちゃうみたいな変な魅力があるのね...!
水攻めを受けて農民たちが本丸に避難するときのくだりはのぼう様が愛されてる理由がよくわかる逸話でした。
あんなどん底なのにあの時だけ明るかった。
のぼう様はすごいなあ(´ω`)
その水攻めのあとの、船上の田楽踊りがのシーンが噂通りすごかった。
野村萬斎すごいね。
なんですかねあの人、身体能力どうなってるんですかね。
あんなぐらんぐらんしてる船の上でわざと転んだり跳んだり片足で立ったりほんっとどうかしてる...!
ほんと、すごい揺れてたよ船。
しかも長い!長い~~~!
あんな長時間踊り続けるとかどうなってるの~~~~!!
そしてすごいハラハラしながら見ていたのにいつの間にか周りの兵たちがつられて踊りだしてすごく楽しそうになってて、あの異様な雰囲気すごかったな~~。
あのシーンは敵味方問わず人を笑顔にしてしまうのぼう様の力が余すところなく出ていて本当によかった。
そして楽しそうな下々の者どもと緊迫した上官たちの対比もとてもよかった。
あと、このシーンは大谷がすごくかっこよかったです。
大谷は敵の中で際立ってかっこよかったですよ。
一番人間ができてたし。
その分苦労人だったね...
お疲れ様でしたね大谷さん...。
そして石田三成はなんであそこで大谷を振り切ってまで実行したのだろう。
なんか三成って挑発にあえて乗っちゃうみたいなところがあるからそれかなぁ...
三成がいい奴なのか悪い奴なのかよくわからんかったけど、「自分なりの正義と野心を持った馬鹿」ということで私の中では落ち着きました。
そして気骨のある相手と会いまみえることに飢えていたのでそういう相手がいたら農民でも認めていたな。
忍城の民は骨のある奴ばかりだったから、コイツが一番戦を楽しんでいたのではないか。
忍城の武士や農民たちが戦で次々死んでいくところは悲しかったです...
戦に入るまでが割と長くて、彼ら名もなき兵たちにも感情移入してしまったよ。
それになんか普通の合戦のシーンとかよりもコミカルな感じで人の気持ちが見えたしなー。
だから敵が死ぬのもというか、敵味方問わず死人が出るのは悲しかったです。
でも出来はすごくよかった!
迫力あった!
丹波様のところが一番渋くてかっこよかったな...!
和泉様と靭負くんのコンビはちょっとマンガ的だったけどさww
ていうか靭負くん怖いんだけど。
私あの子とても怖い。
敵を躊躇なく火だるまにした時が一番怖かったです。若さとは...!
そして水攻めのシーン。
確か震災の関係で、このシーンがあったがためにこの映画の公開がだいぶ延期されたんですよね。
でもわかる。
まるであの津波を見てから作ったかのようにリアルだった...!
どうも人がのみ込まれるシーンはカットされたみたいですけど、正直それでよかったと思います。
あの水が襲ってくるシーンだけで充分連想できたと思います。
あ、それからヒロインの甲斐姫のことをすっかり忘れていた...。
榮倉奈々さんは正直微妙でしたけど、男装をした時のスラッとした感じはすごくハマってました。
あとアクションすごかったww
図書館戦争でもそうだったけど榮倉さんはアクションに強いのかな?
大の男をばったばったと投げ飛ばす様はとても面白かったwww
そしてそれを見て笑い転げるたま様。
たま様役の鈴木保奈美はとてもハマっていて恐ろしいほどでした。
たま様かっこよかったです...!
そういえばたま様の旦那である本来の忍城城主はどうなったんじゃろうか...
戦うな、豊臣の兵を一人も殺してはならんと皆に言い含めて城を出たのに「何故か戦っていて、しかも勝っておるorz」ってなっていた時は可哀想かつ笑ってしまったww
結局最後まで帰って来なかったのう...。
どうなったんじゃろうかのう。
あれだけの戦があった忍城ですが、今はなくなっていると聞いてがっかりでした。
なんともったいない...!
しかしエンディングで現在の忍城があった場所が映されていてちょっとほっこりした。
戦の話で最後ほっこりするっておかしい気がするんだけど、ラストで双方が清々しく笑い合って終わったので不思議な感じがあります。
なんだろうこのスポーツでフェアプレーでも見たかのような清々しさは。
いい映画でした(´ω`)