タイトル長っ!
S.A.C三部作最終作、観ましたー。
108分。
劇場版用に作られたんだけど劇場でやらなかったんだそうな・・・
テレビシリーズの続編なので絵もストーリーもテレビシリーズのままだったけど、2nd GIGから2年が経過して雰囲気がかなり変わっていて番外編みたいな印象だったな。
お陰でまた違った味わいでした(´ω`)

てか、2nd GIGの直後に少佐失踪していたらしい・・・。
あのまま仕事に戻ると思っていたのに!Σ(;´д`)
そういえば最終話のラストでウチコマに乗った少佐がなにか思案気な様子で単独行動を取っていたんだけど、どうやらあのまま失踪していたらしい・・・
そんなにクゼさんのこと引きずってたんですか・・・
やっぱり少佐は一度失踪する運命なんですか・・・。
2年経った9課はすごい雰囲気変わってたよ。
少佐がいないことが一番大きいけど、知らない人がいっぱい増えてたしなんか会議の様子見ても大分組織としての規模が大きくなってた。
2nd GIGで新入りだったアズマが普通にメインで役立てるところまで成長してるぅ・・・
トグサくんが隊長になったし、バトーさんはやっぱり少佐が行方不明になったのを引きずってなんか新生9課に馴染めてなかったし、なんかこう、どこかアットホーム感があった9課よりは締まった雰囲気になって組織感が強くなってたなー。
タチコマがいないことも大きかった・・・!
それとプロトくんは無事に復帰して鑑識じゃなくなってた感。
イシカワさん達の情報収集チームに入ってたのかな。
元気になってたからホッとしたけど今回も死にかけててビクビクしたわぁ・・・!(;´д`)
あと、2年経っても茅葺さんが総理だったのはちょっとホッとしたけど2nd GIGの時よりも9課とは一線を置いた関係になってたっぽい。
2nd GIGの時はちょっとズブズブ感があったからなww
お陰でかなり頼りない印象の人だったけど、2年経って大分逞しくなられたようだ。
若干イラッとするくらいには逞しくなっていた(#^ω^)
まあそれくらいの距離感の方がお互いのためかもしんないな。
今回は超ウィザード級ハッカー「傀儡廻」を追うお話だったんですけども、少佐がいないことといい「傀儡廻」の名前といい、なんだかGHOST IN THE SHELLの「人形使い」を思わせるお話でしたね。
似てただけで結末は全然違っていたけども。
少佐と融合しかけていたけどしなくてよかった!
人形使いの時は融合して本当に9課を去ってしまったけど、傀儡廻だった今回は融合を免れて9課に戻ってくる流れだった。
でもラストの「ネットは広大だわ」といい、やっぱり意識した作りになってたなー。
それにしても傀儡廻はなんだったんだろ。
そこハッキリしなかったんだよね・・・。
人形使いはハッキリと人工的に作られたAIだったことが判明してたんだけどな。
コシキさんは2年前に死んでいたわけだし、コシキさんではないんだろうなー・・・
なんか少佐が出入りしてたリモート義体バンクみたいなところで、みんなに使い回されてたリモート義体のひとつが、何人かに使い回されているうちに残留思念を元に意思を持ったみたいな感じの書き方だったけど本当のところどうなんだろう・・・(;´ω`)
少佐と繋がったコシキの死体の顔が次々と顔を変えて行くところはうおおおっとなった。
「まだわからないのか。お前の知人の中でもこれだけ偏った正義感の持ち主はそう多くはないだろう」みたいな言葉の後にバトーさん、トグサくん、アオイくん、ゴーダ、荒巻課長、クゼさん、そして少佐の顔へ。
まるで少佐自身のような描かれ方だったな。
一度は少佐も使ったリモート義体ってことかな・・・?
うん、わからん。
それはそれとして、9課のメンバーも結構見せ場があってよかったですよ。
サイトーさんの狙撃勝負はかっこよかった!
流石サイトーさん・・・!
自分の怪我よりも狙撃が上手く行ったかどうか気にするあたり、根っからの勝負師だなwww
満足そうな顔してないで自分の怪我の心配したらどうなんだwww
トグサくんはすごい落ち着いてて別人のようだったよ。
すごいな、1の時は9課の新入りだったのに大躍進だな。
なんであんなに指揮官が板に付いてるんだ・・・
でも他のキャラはみんなスタンドプレー型だからなあwww
まとめ役になれそうなのはやっぱりトグサくんか、バトーさんってとこだろうなあ。
イシカワさんもそういうポジションなんだけど、表立ったまとめ役というよりは御意見番って感じだし。
バトーさんはやっぱり少佐がいなくなるとああなっちゃうのね・・・
そういう水っぽいところ、好きだ(真顔)
後ろのポニーテールがバッサリなくなってたのが寂しかったぜ・・・
でもやっぱり少佐とバトーさんが共闘してるとグッと来るな・・・!
今回もサポートを頼まれたバトーさんが「任せろ、ずっとそうして来ただろう」とか言っててくあああああー!ってなりました。
くあー!!
なんだこの二人!
もう結婚しろって一瞬思ったけど少佐とバトーさんはこの付かず離れず感がいいんだなーと思った。
それからタチコマが復活しててうわああああ!!ってなりましたよう・・・
少佐がクゼさんに使わせようとしてた電脳空間にタチコマのコピーが残されてたとか・・・
ちゃっかりしてるなタチコマ。
あの最後に電脳空間を後にしたタチコマはその処理をやってたのかもしれん。
それをしっかり少佐が見つけて復元してくれたんだな~!
少佐はやっぱりタチコマの女神だった(つд`)゚・
そして少佐がさりげに個体に対して名前を付けててなんかよかった。
つうかむしろなんで今まで誰も名前付けなかったんだろう・・・ww
あとは劇場版でもパズさんとボーマが動いてるところを見られるとは思わなかったのでちょっとそれは嬉しかったな。
S.A.Cの続編だから当然出るとわかってても、やっぱりいると嬉しい・・・!
それから今回はものすごいエラー落ちが多くて電脳処理班は大変そうだった。
今まであんなに画面が真っ赤になることなかったのに!
あれ全部傀儡廻の仕業なのかあ・・・
超ウィザード級ハッカーの破壊力すごい・・・
っていうかすごい攻撃性の高いハッカーだったんだな。
アオイくんとかゴーダの時はあんなことにならなかったもんな。
ああ、大体システムに近づいた人間みんな自殺させてるあたりでもう攻撃性の塊みたいなものか・・・
トグサくんも危うく死ぬところだったもんなあ。
9課メンバーがハッキングで殺されかけるってもしかしたら初めてじゃないか?
恐ろしい敵だったんだな・・・。
それから作中の社会問題がちょっと怖かった。
超少子高齢化、貴腐老人、児童虐待・・・
攻殻の世界では児童虐待されてるってわかってても親元に戻す仕組みでびっくりだよ。
リアルだと児童保護施設行きだよね?
誘拐された子供たちが全員虐待されてた子供たちだってわかってるのに返すのはどうなのかってトグサくんが言ってて、返すの~~~~!!?ってびっくりした。
作られた当時そういう時代だったのかなぁ・・・
でも06年の作品なのになぁ。
あとトグサくんが子供を救助に行った時の死にかけ老人がすげぇ怖かったんですけど!!!(;´д`)
死んでるんだと思ってたら生きてたのかあれ・・・
っていうか、え、あれで自動介護システム受けてることになってるの?本当に?(;´д`)
いやいやいやいやあれは認められない介護として・・・
本当に貴腐ブドウじゃん、生きながら腐ってるじゃん
あれはちょっとシステムとして欠陥なんじゃないだろうか・・・!
そして養子縁組された子供を救出したトグサくんに向けられる目!が!
こわい!!
ハブ電脳による無意識下での意思統一がされてるっていうのがこわいな。
作られた集団心理というか・・・
ものすごいアウェイ感だったわ。
あれはこわい。
電脳化便利そうだけどやっぱこわいよ・・・。
ああいう世界にはならないでほしいな・・・。
うーん、とりあえずS.A.Cシリーズはこれで全部見た。
あとはARISEを見たいなー!
たしか9課結成のお話なんだよね!
みんなの雰囲気が今と少しずつ変わってて面白そう!
・・・どこでやってるんだろう・・・(;´ω`)
まずは劇場探しからだな・・・。